- 証券会社やロボアドバイザーにお金を預けるとはどういうことか
投資で自由に賢くいきる「Clever」では、僕が億投資家や億トレーダーから直接教えてもらった投資の知識をアウトプットしていきます。ぜひ、興味がある記事を自由に読んでいただければと思います。
証券会社とロボアドバイザーの事業の仕組みを知る
将来の不安を感じたり、インフレのリスクヘッジとして資産運用を本格的に取り組み始めた日本人。調べれば調べるほど難しく感じ、「自分でもできるのかな・・・」と不安を感じている中、
- 全く新しいお任せ資産運用
- あなたは入金するだけ、あとは新システムがすべて自動
- 知識がなくても気軽にスタート
- 誰でも再現性高く
と、人の理想を書かれたインターネットのサイトを見つける。そして、大切な資産をそこに預けたり、お金を増やすための情報商材を購入する。
これは、日本人の多くが歩んでいる道です。
しかし、残念なことに彼らの仕事はお金を増やすことではなく、
「いかにお客様に取引をしてもらうのか」なのです。
証券会社の売上の源泉は、「手数料」
これは僕のところに実際にきたお話なのですが、
ある50代の主婦の方は親の遺産で5000万円ほど自分の口座に入ってきました。この方は安全に正しく資産運用をして、あとは平穏に過ごしたいと願って、「証券会社」に資産運用をお願いしました。
証券マン:これが安定的に運用できるので、これに投資しましょう!
50代主婦:わかりました。
証券マン:では、投資時の〇%を手数料としていただきます
証券マン:○○さん!市場の状況が変わって、損が出ています^^;
もっといい投資先がでてきたので、今すぐそちらにしましょう!
50代主婦:わかりました。
証券マン:では、投資時の〇%を手数料としていただきます
これが続いた結果。
5000万円あった資産はなんと、たったの100万円に。当然、主婦の方は怒ります。先方はひたすら謝ります。しかし、お金はかえってきません。しまいには、担当の人が新人になり、証券会社からも相手にされなくなりました。
さらに悪いことに、この方は「このままではまずい!!」と思い、
- だれでも簡単に
- ほんの隙間時間で月収100万円
と書かれた情報商材を購入し、気が付けばクレジットカードのリボ払い地獄へ….
ロボアドバイザーの売上の源泉は、「手数料」
具体的な例を出すとウェルスナビ。
手数料が年間1%かかるかわりにAIが自動運用してくれるサービスで、実際に多くの日本人が資金を預けています。しかし、ウェルスナビは預けた人をお金持ちにする商品では実はありません。
だれをお金持ちにする商品かといったら、それを提供している「会社の人」です。なぜかというと、会社はノーリスクで年間1%入ってきますが、預けた人は利益になろうが損失になろうが、必ず1%を払うことになります。
僕の知人は半年預けて5%くらい増えて喜んでいましたが、ウェルスナビの株価を調べたら、その間で「2倍」になっていました。
つまり、誰が一番リスクを取らずに資産を増やすことができるのかというと、
ウェルスナビの会社です!
※彼らは利用者さえ増えれば儲かりますので
投資詐欺と本質は同じ
特に証券会社でお話した実際のお話ですが、投資詐欺でお金が無くなった人と証券会社に任せたらお金が無くなった人。お金を任した先が社会的信用があるかどうかの差であって、お金を無くしている事実は同じです。
証券会社やロボアドバイザーは、申込時に「元本割れしても自己責任です。」という契約書に同意をさせているので、仮にそのような出来事が起きても「利用者が悪い」で法律的に片づけられます。
しかし、ニュースで捕まっているような人たちは、そういった法律に準拠した募集をしていないだけなのです。この2つの違いって本当に紙一重なんですよね。
なんで、ここまで強く言うかというと、アメリカの大手投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントですら、500億ドル(約5兆円)ともいわれる資金の運用に失敗したりしているからです。
だから、何が言いたいかというと、
- 他人に依存して投資をすると、いつか詐欺の人に会ったり、他人が資産を増やす貢献ばかりすることになる
- 彼らに預けたところで、元金を無くすこともある普通にある
- そうなったとき、何も自分には残らなくなる(投資は危ないという認識だけ)
- 本物の投資家は、それが投資でないことを知っている
- 正しい投資とは、自分自身で投資を学び、判断できる力を持つこと
結局、投資は間違いなく自分でするのが一番。