- 株式投資は保有し続けるだけで複利運用になっているということ
お金に働いてもうらための積立ブログ「Clever」では、知識をただ発信するのではなく実践で使うことができる情報に焦点をあてて、本当に価値ある情報を発信していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
株式投資の複利運用とは
「複利」とは、運用で得た利益を投資の最初の資金である元本にプラスして、再び投資することを言います。反対に運用で得た利益を運用資金にプラスせず、当初の元本の金額のままで運用することを「単利」と言います。
図で複利と単利のと違いを知る
- 元本が1,000万円
- 利回り3%
- 5年運用したと仮定
単利の場合
毎年30万円ずつ利息を受け取ることになるので、利息150万円(30万円×5回)が5年間運用した利益になります。
複利の場合
複利は、毎年の利息を元本に加えてさらに運用しますので、5年運用した場合の元本の利息は59万円になります。

時間をかけるほど大きな差が生まれる
そして、本当に複利の効果が現れるのはこれからです…

5年では、「9万円」の差だったのが、10年だと「44万円」の差に。20年、30年と月日を重ねるごとにこの差はどんどん広がっています。
つまり、お金を増やしたい!のであれば、複利運用は鉄則です。
なぜ、保有し続けることが複利なのか
これは多くの人が勘違いしている事です。実際に僕も勘違いをしていました^^;
「複利」をするなら今持っている株を再度現金にして、別の株に投資をしなければいけないと・・・
株式を保有し続ける理由1:会社の仕組みが複利
- 企業は今よりも大きな事業を行うために、株式を発行し株主から資金を集めます。
- そして、その集まったお金をもとに事業活動を行い、利益を作ります。
- さらにその利益をもとに大きな事業を行い、大きな利益を作ります。
- 会社が大きくなるにつれ、株価はどんどん伸びていきます。
いかがでしょうか?株式の裏側に隠れている企業活動を考えると、「株式を保有し続ける」ただそれだけで、再投資が自然と行えていると思いませんか??
株式を保有し続ける理由2:税金で損をする
では、仮に現金化をして他の銘柄への再投資を考えたとします。
- 現在、100万円で購入したA株が200万円になっている
- A株を決済して現金200万円にする
- B株に200万円を今度は投資
200万円の価値があった株を現金にして、別の銘柄に投資をする。これって、先ほどの単利と複利の説明に照らすとただ株式の銘柄を変えただけで、100万円をB株の運用に回さなければ単利になりますよね。
で、実際は株式を現金にした段階で20.315%の「税金」がかかってきます。
なので、B株は180万円分くらいの資金を回すことができません。
つまり、現金化をむやみすると、税金分のロスを受けるので、複利の効果がどんどん小さくなっていく。だから、1つの銘柄を長期で保有し続けることに優位性がある。
もちろん、短期的な利益をねらう投機的な方法(例:コロナワクチンを開発した)であれば、利確はした方がいいので、自分が投資をしているのか・投機をしているのかしっかり考えて賢い投資を行っていきましょう!