- 順張りと逆張りを実際にトレードでどのように使うのか
投資で自由に賢くいきる「Clever」では、僕が億投資家や億トレーダーから直接教えてもらった投資の知識をアウトプットしていきます。ぜひ、興味がある記事を自由に読んでいただければと思います。
FXはどこでエントリーをしてどこで決済するのが最適なのか
FXトレーダーの永遠のテーマである「エントリー」と「決済」。いざチャートをみるとどこでエントリーして、どこで決済すればいいのか悩まれている方が非常に多いと思います。

論理的に1つずつ考えていけば、おのずと答えはでてきますので、1つずつ最初から考えていきます。
それではまず、チャートをいったん無くして頭の中でイメージするところから始めます。あなたは売りエントリーをしたいと考えているとします。その場合、どこで売りエントリーをして、どこで決済をしたいと思っていますか?
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おそらく、多くの方が「高いところで売って」「安いところで買う」と思われたのではないでしょうか。「何をいまさら?」と思う人もいるかもしれませんが、このゴールから1つずつ逆算して自分が納得しながら考えていくロジカルな考え。
これが、FXではとても重要です。
ロジカルに根拠を考えながら自分が納得している=だから、エントリーチャンスを待ったり決済ポイントまで利確を待ったりといった、「待つトレード」につながりますので、まずは理想のトレードをイメージして、そこから現実に落とし込めればと思います。
では、売りエントリーをする場合には、「高いところで売って安いところで買いたい」という共通認識ができたので、その次のフェーズを一緒に考えていきます。
上位足のチャートの内部構造から考えてみる

日足の白い丸で囲っている場所が、4時間足では白い丸のようになっています。
それもそのはず。1本の日足は6本の4時間足から形成されているので、日足が陽線なのであれば4時間足はその間、陽線が形成されていて価格は上昇しているということになりますよね。
しかし、日足の黄色の波形をみると明らかに下落トレンドが形成されています。
ということは、このチャートから読み取れることは、
- 日足は、下落トレンドである
- 4時間足は、上昇トレンドである
そして、この情報をさらに深く読み解くと、
- 現在日足は下落トレンドであり、
- 4時間足は日足の戻り高値となるべきポイントを上昇トレンドで形成している
ということがわかります。

絵で表すとこんなイメージです。黒の日足の下落トレンドに対して戻り高値と呼べるべきポイントに向かって、4時間足が上昇していった。
これって、何か気づくことがありませんか??
FXトレードの鉄則は、「長期の順張り短期の逆張り」
改めて前回の記事の内容をおさらいしますが、僕が伝えている「順張り」とは、
- 順張りか逆張りなのかを定義するには、まず自分がどの時間足を上位足とみているのかを決めて、その時間足のトレンドを把握する
- その次にエントリー足で上位足のトレンドに沿う方向にエントリーを行う
- そうすることで、○○足の順張りトレードを行うと言える

このように定義しています。実践で使えるように言い換えるのであれば、
- 日足(上位足)で見るべきは、「トレンド」と「エントリーの方向」
- 4時間足(下位足)で見るべきは、エントリーのタイミング です
これに先ほどの情報とあわせていくと、
- 売りエントリーする場合の理想は「高いところで売って」「安いところで買う」
- 日足(上位足)で見るべきは、「トレンド」と「エントリーの方向」
- 4時間足(下位足)で見るべきは、エントリーのタイミング
- 例のチャート画像の日足は下落トレンドであり、4時間足では日足の戻り高値となるべきポイントを上昇トレンドで形成している
さらに、これらの情報を総括して実際のチャートにおいて、どこで売りエントリーすればいいかというと、その答えは
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「4時間足が直近の高値を更新した際に売る」になります。

いかがでしょうか?このような図でみてみると、確かに「できるだけ高いところで売る」という条件を満たしているように理解できたのではないかと思います。
多くの方は、「下がり始めたら売る」と勘違いされていますが、違います。高値安値を更新したらエントリーを仕掛けるのです。
これが、「長期の順張り・短期の逆張り」です。
長期のトレンド方向には逆らわず、必ず売りエントリーを行い、短期では上昇トレンドを築いている高値更新でエントリーを仕掛ける。そうすることで、一番最初に考えた理想のエントリーに近いトレードを実現することができるようになります。
まとめ
- 売りエントリーする場合の理想は「高いところで売って」「安いところで買う」
- 上位足で見るべきは、「トレンド」と「エントリーの方向」
- 下位足で見るべきは、エントリーのタイミング
- エントリーのタイミングは高値、安値を更新したとき
- 長期の順張り・短期の逆張りでエントリーを行うこと
僕はこのトレードを意識することで、利益を取れるようになってきましたので、ぜひ皆さんもトレードをする際には、長期の順張り・短期の逆張りを意識してみてくださいね!