銘柄分析

銘柄コード9843「ニトリホールディングス」

今後の考察

新たな増収増益への道っていうのを歩むことができるんじゃないかなというふうには思いますね。Cこんにちはつばめと落ち込むかっこいいです。本日はですね取り上げる銘柄は2通りになります。このニトリなんですけれども、直近ですね、前年同月比で既存店売上高が前年同期比割れをしている90%ぐらいというですね振るわない状況となっていて、株価も下落傾向にあるわけなんです。

一方で会社としては強気の予想を出していまして、今期ですね、2023年3月期がこれ増収増益になったとすると、36期連続増収増益というですね途方もない記録を作ることになっているんですが、果たしてそれが実現可能なのかというところとその先も、本当にですね成長が続けられるのかということについて見てまいりたいと思います。

ニトリに関してですね興味のある方株式持たれている方、元の内容となっておりますのでぜひご覧ください。その前に、燕投資顧問では、現在ですね、会員サービスのリニューアルを図っております。ぜひですね皆さんに見ていただきたい内容と思っておりますので、そのですね、通知を受け取りたいという方は下の詳細欄からメールマガジン、あるいはLINEに登録してくださいこちらからですね、5月1日を予定しているんですがそのときにですね、通知のメールをお送りいたします。

その他にもですね、様々な投資に関する情報をお届けしてまいりますので、併せて、ご検討いただければと思います。それでは内容に入りたいと思います。本日なんですけれども、当社の本村がですね、歴史内容を解説いたします。

本村はですね、現在のMBA取得中ということで特に経営の方に注目してですね、特にこの経営と我々がやっている長期投資っていうのは相性の良いものですのでそのような観点からもご覧になっていただけるんではないかと思います。

それでは本村さんよろしくお願いします。はい。承知いたしました。はい。それでは、ニトリ、なぜあの35期連続増収増益なのに株価は下がってるかについてですね、発表してまいりたいと思います。まずこちらはニトリの業績です。

ご覧のようにですね35期連続増収増益を達成いたしました。こちらの業績はですね、ウォルマートに並ぶ記録ということですね大変注目が集まってる状況でございます。次更新したら世界記録ということでよろしいですか。

そうですね36期達成すると、世界記録更新ということになりますね。はい。なので36期連続で増収増益ができるかというところでも、みとり注目が集まってるというところかと思います。増収増益にも関わらず、株価はですね、直近ではこのように下落傾向にありますと。

こういったところがなぜなのかというところを深堀していきたいと思います。これピークからするとあれですよねもう半分とは言わないけど2万3000が1万4000ですからね相当下がっていますね。そうですね。最初、このチャートを見たときに私も増収増益にもなってるのになんでだろうなというふうに思いますね。

そもそもですねなんでその増収増益をしたのかというところなんですけれども、要因は大きく二つあるのかなと調べてる時にわかりました。まず1点目はですね、島忠を買収したことによるものです。こちらご覧いただいたらわかるようにですね、本業のニトリの売上高は今期6792億円。

1000基が7169億というところで、実際は島忠がなければ、増収にはなってなかったというところですね。はい。はい。なので島忠の買収効果っていうのは非常に大きかったのかなというふうに思います。経常利益も見ていただいたらわかる通りほぼトントンというところですね。

島忠がなかったら35期も厳しかったと、そういうことですね。そうですね。もう本当にその通りかと思います。そして要因の二つ目なんですけれども、こちら為替予約。ですね。直近ではですね非常に円安がその進んでいる状況なんですけれども、ニトリの会長さんがですね、なんと2022年の9月まで、114円90銭で為替予約をしてたんですね。

なので円安緑は製品の9割を海外で製造してる、なおかつそのドル建てで決済をしてるんですけれども、これがもし今直近であれば、125円とかそれぐらいですかね、あの決済すると、1円安になるごとに、20億の損失が出るというところだったんですけれども、今回9月までは114円90銭で為替予約をしてるので、これが非常に、増収増益に繋がった大きな要因だったんじゃないかなというふうに思いますね。

なるほど。そのニトリっていうとおっしゃっていただいたように海外から輸入を行っている代表的な輸入企業。でもあるわけですね。だから、その他の製造業だと円安だと、ラッキーっていう感じなんですけどニトリは逆に非常に厳しいということになってきますね。

そうですね。その点やはりこのニトリ会長ですよね。その相場を読む日経平均を当てるっていうことでも有名なんですけれども、相場を読むのは為替の方でもいかんなく発揮されていると言ってもいいんではないかというところかなと思います。

そうですね、かなりあのしたたかな方なのかなというふうな印象を受けておりますね。本業のニトリですね、はあのどうなのかというところなんですけれども、こちらご覧いただいたらわかるようにですね、なんと、こちらはその2021から比べると前期比で94.7%と下がってるわけですね。

これってもしかしたら本業の方で成長が止まってるんじゃないかなというふうに見えるわけです。というところでですね、看取り事業をですね、改めてこちら時系列で追って見てみました。そうするとですね、昨年の2021年はですね、やっぱり巣ごもり消費などもあってですね業績がこれすごいよすぎたんですね。

皆さんこのテレワークのために机とか椅子とか、改めて購入してまでに取り盛り上がったみたいな話もありましたよね。そうですね。そういったものがかなりその2021年期は、業績を押し上げたのかなというふうに思うんですけれども、今期に関してはですね、確かに前期から比べると落ちてはいるんですけども、2020年の状態から見てもまだその伸びてるので、巣ごもり消費などが、ちょっと後一巡して落ち着いたのかなとそういうふうな見方をすることができるわけですね。

減っているといってもそんなに悲観すべき状況ではないんではないかと。いうのが一つ見えてくるわけですね。そうですね。はい。この中身をですね、もう少しこう見ていこうと思うんですけれども、こちらがですね、国内のニトリの1店舗当たりの売上高をですね、こちらも時系列によって見ていきましたそうするとですね2018年には9.7億円、平均でですね、あったのがですね、2022年には7億円と、いうところまで、あの下がっているきてるわけですね。

すごい下がってます8.6が7億円ですもんねはい、そうですねこれはかなりちょっと大きなインパクトで、これちょっと本業大丈夫かなというふうに思いました。じゃあなぜ、1店舗あたりの売上高が下がってるのかというところなんですけれども、実はですね、

ニトリは別個ホーム事業をですね、やってるからなんですね。主に都心部を中心に展開してるんですけれども、当然小型店舗ですので、1店舗当たりの売上高っていうのはその差があるわけです。そうですねニトリって今、小型店舗をどんどん展開しているんですがこのデックホームに代表されるような、そうですね、もちろんニトリ事業自体のその出店も進めてはいるんですけれども、こちら図の左下見ていただいたらわかるようにですねこのホーム事業というものをですね、どんどんどんどん出店重ねていってるんですね。

こちらの店舗は本業のニトリさんよりも、あの、もう少しちょっと小ぶりにしたような店舗で、家具とかそういったものじゃなくて、生活雑貨とかですねそういったものを中心に取り揃えたニトリの小型版の店舗というふうに言えるんじゃないかなと思いますね。

そうですね一般的にこういうニトリみたいな地方のロードサイドのお店がこうやって小型店を使って都心に入ってくるっていうのときって、実はもう出店余地が限られてきたじゃないかなっていうのが、結構私の他の銘柄を他の企業を見る上でも非常にそういうパターンは多いなって思っているんですけれども、ニトリも結構そこにハマりつつある感じですか。

そうですね私もですね、同じように見てまして、1人の家具事業というのは、国内市場でねかなりその方つつあるんじゃないかなというふうに思ってるんですね。だからこそ、都心部中心に店舗展開をしている島忠ですね。ホームセンター事業を買収したっていうのも背景としてあるんじゃないかなというふうには、推察はしておりますね。

猫ホーム事業なんですけれども、こちら出店を重ねてるんですが、こちら左上の赤枠を見ていただいたらわかるようにですね、既存店の売上高前年比の推移なんですが、2022年2月期のところを見ていただくとわかるようにですね、96.4%と前年割れしているんですね。

これ、ちょっと今のところあまりうまくいってないのかなというふうに見えてまして、もしこの状態が続いた状態で、ホーム事業どんどん出店攻勢を重ねていくと、私36期のその増収増益っていうところも本当にできるんだろうかとそういうふうな見方をしてるんですよね。

他にもN+2っていうですね、レディースアパレルの事業というのもやってるんですけれども、これも売上高の規模などはですね、決算説明資料とかにも載ってないですし、この辺りってもしかすると、ユニクロさんであったりとか、無印良品計画さんであったりとか、そういったところとちょっとイメージがかぶってくる可能性があって、こういった背景から、この事業自体がうまくいかないと、本業のニトリ自体は、なかなか出店の余地があまり残されてない、新事業の袖子ホーム事業もうまくいかない。

こうなると、業績が踊り場に入ってしまう可能性があるんじゃないかなというふうに考えるわけですね。ここまでですねいろいろとコアの問題点を述べたわけなんですけれども、とは言うもののやっぱりそのニトリはですね(多分強みがあるわけですね。

皆さんはご存知の方も多いかもしれないですけれども、ニトリはですね、SPA製造小売モデルをですね、確立しておりまして、簡単に説明すると、自社で製品企画を、いや、自社の製品企画から販売までを一気通貫でやってるというふうなものなんですね。

これでグローバルなサプライチェーンを構築したおかげで、大塚家具をはじめとしたですね、既存の、その下部事業というものがどんどんどんどん駆逐してったというふうなものがありまして、こういうその確固たる強みがあるので、安定したキャッシュフローというのはですね、得ることができる基盤はやっぱあるんですね。

ニトリっていうと、ユニクロもそうですけど、このSPAですね、とにかく低コストで物を作るからこそ競合よりも安い価格で提供しても利益が出るから、どんどん体力がついてくる。そうですね。もう本当にむ、まさにおっしゃる通りで、結果的にあの緑以外もう壁谷さんなんて少なくとも同価格帯とかちょっと上ぐらいでもう何もなくなってしまったというような、そんな状況ですよね。

そうですね。そういったその結果を反映するようにですね、手元資金っていうのもですね、まだこれだけ残ってるんですね。島忠の買収をしたので、直近では少し目減りはしてるんですけれども、まだまだその成長投資に使える手元資金っていうのは、潤沢にあるのかなあというふうに見えております。

1300億円ということですねこれ201078あたりからなかなか勢いでお手元資金増えてますよね。そうですね、こういったところもやっぱり確固たる基盤を確立してるおかげなのかなというふうに、思いますね。ですので、増収増益の足がかりなんですけれども、やっぱりこれまで島忠さんを買収したようにですね、次なるその買収候補っていうのをこれから模索して、自社に取り入れていくことができれば、またその新たな増収増益への道っていうのを歩むことができるんじゃないかなというふうには思いますね。

だからもしかしたら、国内のニトリの店舗っていうのはこれまで通りのようにロードサイドにどんどん出していけば成長できるっていうようなフェーズではもうなくなってきていて、だからこそリフォームとかもやっていますがそっちはうまくいかなくても強い可能性があるとするならば、潤沢な資金を利用した島忠に類似するような企業の買収であるというところが一つ見てとれるわけですね。

そうですねここは私の所感も入るんですけれども、自社で製品の幅をですね、広げていきながら、製造小売りでどんどん低コストで良品質なものを作るというのも、これはその長期的な目線で見て、必要な打ち手にはなると思うんですけれども、まずやっぱ目下の増収増益っていうところを目指すにあたっては、島忠の買収のように既存のその事業を買収して、そこをまた少しずつテコ入れしていきながら、チャネルを増やしていくと、そういうふうな形をとる方が早いのかなという気はしますね。

まさにニトリ会長の手腕が問われるということにはなってくるんですかね。あともう一つ言うならば会長今おいくつでしたっけね、その後というのもまたどうなるんだろうなっていうところではあろうかと思いますが、そうですねの後継者がどのようになるかっていうところは今後も注目していきたいところですね。

そしてですね、株価は下がっているというところなんですが、こちらのチャートはですね過去5年間の平均PRを見てるものなんですが、これ過去5年平均PERだとですね、25.7倍で、現在のその予想PERは16.9倍、過去平均で見ると、かなり割安にはなってるのかなというイメージはあります。

そうですね。なので、もしニトリの成長戦略が明確に描けるという目論見があるのであれば、今の株価は安いというふうな見方もできるのかもしれません。そうですね16.9倍っていうと、市場平均よりちょっと高いかなぐらいでそんなに割高というところもなくてニトリの力をもってすれば、市場平均以上の成長はまだ遂げられるんじゃないかという見方ができるわけですね。

そうですね。ホーム事業はあまりうまくは行ってないかもしれないですけれども、まだ状態に近づいてるとは言えど、買収等を重ねていけばですね、まだまだ国内市場は、みどりさんの独壇場できる部分っていうのはあるんじゃないかなというふうには思いますね。